釧路宣言

アジア・太平洋地域に生息する水鳥を保全するための勧告。

1994年12月の「東アジア-オーストラリア湿地・水鳥ワークショップ」で採択された。同ワークショップは、日本の環境庁（現環境省）とオーストラリア自然環境庁（現オーストラリア環境省）が釧路市で開催したもの。釧路宣言では、（1）アジア・太平洋地域の渡り性水鳥保全戦略を策定すること、（2）同地域の水鳥の種類群ごとに湿地ネットワークを構築すること、（3）同地域の水鳥の種類群を保全するため行動計画を策定すること　―を勧告している。

同宣言は、1996年の「アジア太平洋地域の渡り性水鳥保全戦略」へと発展した。