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グローバル生物多様性枠組基金 環境用語

作成日 | 2024.03.21  更新日 | 2024.03.21

グローバル生物多様性枠組基金

グローバル・セイブツタヨウセイ・ワクグミキキン   【英】Global Biodiversity Framework Fund  [略]GBFF  [同義]GBF Fund 

解説

生物多様性条約第15回締約国会議(COP15) (2022年12月モントリオール)において決定された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」の途上国における実施を支援することを目的に地球環境ファシリティー(GEF)により設立された基金。

COP15では、「資源動員戦略フェーズ I(2023-2024)」が採択され、締約国に対して国家生物多様性財政計画の策定などが奨励された。また、この実施を支援するための特別信託基金(「グローバル生物多様性枠組基金」)を2023年に設置するようGEFに求める決定が採択された。これを受けてGEFは、2023年8月にバンクーバー(カナダ)で開催された第7回総会で設置を決定し、同基金が発足した。カナダは2億カナダドル(約215億円)、英国は1,000万ポンド(約19億円)を拠出し、山火事、洪水、異常気象、都市のスプロール化等の人為的な活動から野生種と生態系を保護するなど、持続可能な投資を促す生物多様性生態系のサステナビリティに焦点を当てて支援することとなっている。

なお、COP15閣僚級会合において日本は、「生物多様性日本基金第二期」(総額1,700万米ドル規模) などに加え、2023年から2025年にかけて1,170 億円規模の生物多様性関連の途上国支援を行うことを新たに表明(プレッジ)した。(2024年1月作成)

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