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革新的環境イノベーション戦略 環境用語

作成日 | 2021.09.21  更新日 | 2021.09.22

革新的環境イノベーション戦略

カクシンテキカンキョウイノベーションセンリャク   【英】Environment Innovation Strategy  

解説

2050年までに日本や世界のカーボンニュートラル等を目指すための政府の戦略。日本が強みを有するエネルギー・環境分野において技術面での革新的なイノベーションを創出し、社会実装が可能なコストを実現し、世界に広めていくことを内容とする。統合イノベーション戦略推進会議(議長:内閣官房長官)が「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」(2019年6月閣議決定)及び「統合イノベーション戦略2019」(2018年6月閣議決定)に基づき、決定した。

再生可能エネルギーの主力電源化や水素サプライチェーン等16の技術課題についての「イノベーション・アクションプラン」、研究体制や投資促進策を示した「アクセラレーションプラン」及び社会実装に向けて最新情報を発信し共創していく「ゼロエミッション・イニシアティブズ」から構成されている。カーボンニュートラルを超えて、過去に排出されたCO2のストックを回収し削減すること(ビヨンド・ゼロ)を可能とする革新的技術を2050年までに確立することを目指し、国内では「長期戦略」に掲げた温室効果ガスの排出削減目標に向けて社会実装を目指すこととしている。

なお、本戦略による革新的技術の確立に加え、社会実装を進めるための政策的な課題に対応していくために、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」が関係府省により策定されている。(2021年7月作成)

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