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マイナー・サブシステンス 環境用語

作成日 | 2021.07.14  更新日 | 2021.07.16

マイナー・サブシステンス

マイナーサブシステンス   【英】Minor subsistence  [同義]遊び仕事 

解説

最重要とされる生業活動の陰にありながら脈々と受け継がれている生業で、消滅したところで大した影響を及ぼさないが当事者たちの意外なほどの情熱によって継承されてきたものなどを表す概念。「小さな生業」「遊び仕事」などとも言われる。具体例としては、山菜、きのこの採集やニホンミツバチの養蜂、身近な川、海、ため池などでの漁撈などが挙げられ、自然の中で身体を媒介として行われるため大量捕獲や採取は困難で、持続的かつ伝統的な文化と位置づけられるものが各地に見られる。近年では自然と共生するライフスタイルの一類型として、生物多様性及び生態系サービスの面からも注目されている。環境倫理学や現代民俗学の視点から鬼頭(1996)、松井(2000)、篠原(1998)らが提唱した。(2021年4月作成)

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