一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2019.09.11 更新日 | 2019.09.13
Hothous earth
ホットハウスアース 【英】Hothous earth [同義]温室地球
解説
ストックホルム大学ストックホルム・レジリエンス・センターは、パリ協定を順守しても、地球が「Hothous earth」という状態に至るリスクがあり、社会を早急にゼロエミッション社会に移行させるべきという研究成果を発表している。
地球温暖化の要因は人の活動だけではなく、人為活動により2℃の温度上昇をすることで、自然界の10の「発進装置」にドミノが倒れるように次々とスイッチが入り、止めることができなくなり、一挙に5℃程度の上昇まで行ってしまう恐れがある。地球は2℃を超える時点で、温暖化を抑制する働きから温暖化を加速する働きに転換し、地球自体が、「Hothous earth」という別のモードに移行するという説。自然界の「発進装置」としては、永久凍土の溶解、海洋中のメタンハイドレードの消失、アマゾンの熱帯雨林の枯死等が挙げられている。(2019年7月作成)
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関連Webサイト
- パリ協定目標達成でも4-5度上昇の「ホットハウス・アース」リスク。欧米研究者論文(SustainableJapan):https://sustainablejapan.jp/2018/08/11/hothouse-earth/33799