一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2018.11.13 更新日 | 2018.11.14
グローバル・ストックテイク
グローバルストックテイク 【英】Global Stocktake [同義]世界全体の実施状況の確認
解説
パリ協定は、世界全体の気候変動対策を段階的に強化していくメカニズムを備えている。その中心的な役割を果たすのが、グローバル・ストックテイクと呼ばれる仕組みで、パリ協定第14条に規定された。グローバルは地球、ストックテイクは棚卸しという意味である。
これは、パリ協定の目的や長期目標と比較して、国際社会全体の温暖化対策の進み具合がどの位置にあるのかを、各国による温暖化対策や支援に関する状況や、IPCCの最新報告書などの情報を基にして、5年ごとに評価するための制度である。最初のグローバル・ストックテイクは、2023年に予定されている。2018年に開催される促進的対話は、グローバル・ストックテイクの前哨戦として位置づけられている。(2018年4月作成)
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関連Webサイト
- パリ協定の解説 第14条(グローバル・ストックテイク(世界全体としての実施状況の検討)):https://www.iges.or.jp/files/research/climate-energy/PDF/cop/14.pdf
- グローバル・ストックテイクを巡る議論と今後の論点:https://www.iges.or.jp/jp/climate/climate_update/201606_yoshino.html