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環境金融 環境用語

作成日 | 2017.07.18  更新日 | 2017.07.21

環境金融

カンキョウキンユウ   【英】Environment Finance  

解説

環境金融とは環境に配慮した金融のこと。金融市場を通じて環境への配慮に適切な誘因を与えることにより、企業や個人の行動を環境配慮型に変えていくメカニズムのことを意味する。社会の仕組みを持続可能なものに変えていくには、資金の流れを持続可能な社会に適合したものに変えていくことが重要である。

環境金融の動きは、我が国でも近年、環境への意識の高まりとともに広がりつつある。環境金融の具体的な役割には、(1)環境負荷を低減させる事業に資金が直接使われる投融資、(2)企業行動に環境への配慮を組み込もうとする経済主体を評価・支援することで、そのような取組を促す投融資、がある。

前者の具体的な取組としては、各種の環境プロジェクトに対する投融資、環境設備投資への融資、環境ベンチャー企業への投融資、環境ビジネスに関連するリスクへの保険サービスの提供などが挙げられる。後者の具体的な取組としては、投融資先の企業の活動を環境面から評価し、その結果を投融資活動に反映することで、環境配慮行動へのインセンティブを付与する、環境格付融資や責任投資(RI:Responsible Investment)などが挙げられる。(2017年2月作成)

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