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グリッド・パリティー 環境用語

作成日 | 2017.07.18  更新日 | 2017.07.19

グリッド・パリティー

グリッドパリティー   【英】Grid Parity  [同義]グリッドパリティー 

解説

太陽光発電風力発電などの再生可能エネルギーの発電コストが、既存の電力のコスト(電力料金、発電コスト等)と同等かそれより安価となる点のこと。

従来、再生可能エネルギーは、環境保全上のメリットはあるものの発電コストが既存の電力料金より高くつくことから、市場において再生可能エネルギーの導入は経済性がないものとされてきた。そのため、ドイツをはじめ欧州各国などでは、再生可能エネルギーにかかる固定価格買い取り制度などを設け、政策的に再生可能エネルギーが市場で競争力を高めるとともに、その普及を通じて、再生可能エネルギーのコストの低減を図ってきた。

その結果、欧州における電力自由化ともあいまって、市場において、次第に再生可能エネルギーのコストがグリッド・パリティーに達し、既存の電力のコストを下回るようになってきているとみられている。ただし、グリッド・パリティーの算出方法は必ずしも統一されておらず、電力料金も変動するため、それぞれのケースを比較することについては、注意が必要である。(2017年2月作成)

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