一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

気候変動枠組条約第20回条約国会議 環境用語

作成日 | 2016.09.30  更新日 | 2016.10.05

気候変動枠組条約第20回条約国会議

キコウヘンドウワクグミジョウヤクダイ20カイテイヤクコクカイギ   【英】The 20th Conference of the Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change  [略]COP20  [同義]COP20  国連気候変動枠組条約第20回締約国会議 

解説

正式には、国連気候変動枠組条約第20回締約国会議で、2014年12月1日から14日まで、ペルー・リマにて開催された(あわせて京都議定書第10回締約国会議(COP/CMP10)も開催)。

今回の会合の最大のポイントは、2015年にパリで開催されるCOP21に向け、2020年以降の気候変動への対応に関する国際枠組みの合意の道筋を如何につけられるかどうかであった。依然として各国間の隔たりは大きく、交渉は難航したが、概ね以下の内容がリマ声明として採択された。

まず、2020年以降の枠組みについては、2015年のCOP21に十分先立って(準備のできる国は、2015年3月末までに)提出する国別目標案(約束草案)について、そこに含めるべき情報について合意したこと、また、新たな枠組みの交渉テキスト案の要素については、今後これについて更なる検討を行う「新たな枠組みの交渉テキスト案の要素」をとりまとめたこと、さらに、資金については、先進国が隔年報告書に記載する支援についての情報を増やすこと、緑の基金への初期動員(102置く米ドル)を歓迎すること、気候変動の悪影響による被害・損害については、COP19で設立に合意した「ワルシャワ国際メカニズム」の執行委員会の2カ年作業計画、委員構成等について合意したこと等である。

本会議では、2015年のパリ合意に向けた最低限の道筋をつけたと言えるが、多くの論点そのものは、先送りされ、今後の交渉に委ねられることになった。(2016年3月作成)

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト