一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2013.09.03 更新日 | 2019.07.05
放射性ヨウ素防護地域
ホウシャセイヨウソボウゴチイキ 【英】Plume Protection Planning Area
解説
原子力規制委員会が2013年6月に全面改正した原子力災害対策指針で原子力災害が発生した場合に対応すべく、IAEAの国際標準に準拠して、あらかじめ原子力災害対策重点地域(EPZ:Emergency Planning Zone)を設定することとしている。実用発電用原子炉の場合の重点地域は原子炉からの距離に応じて予防防護措置区域(PAZ)、緊急防護措置区域(UPZ)、放射性ヨウ素防護区域(PPA)に区分される。
放射性ヨウ素防護区域は原子炉から30キロメートル以上離れた地域であっても、高濃度の放射性物質を含んだ気塊が通過する場合において、ヨウ素の服用等の防護措置を行う区域のことであり、区域の具体的な範囲と必要とされる具体的な防護措置は今後の検討を経て原子力災害対策指針に記載される。
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関連Webサイト
- 原子力災害対策指針(原子力規制委員会):http://www.nsr.go.jp/activity/bousai/data/130605_saitaishishin.pdf