一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2013.08.22 更新日 | 2019.07.07
緊急防護措置区域
キンキュウボウゴソチクイキ
解説
原子力規制委員会が2013年6月に全面改正した原子力災害対策指針で原子力災害が発生した場合に対応すべく、IAEAの国際標準に準拠して、あらかじめ原子力災害対策重点地域(EPZ:Emergency Planning Zone)を設定することとしている。実用発電用原子炉の場合の重点地域は原子炉からの距離に応じて予防防護措置区域(PAZ)、緊急防護措置区域(UPZ)、放射性ヨウ素防護区域(PPA)に区分される。
予防防護措置区域は原子炉より半径5キロメートルの範囲で、事故時は即時避難を行う等の放射性物質の環境中への放出前から予防的に防護措置を実施する区域のことである。
緊急防護措置区域は原子炉より概ね30キロメートル以内とされ、事故発生時に各種緊急防護を講ずることとされている。
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関連Webサイト
- 原子力災害対策指針(原子力規制委員会):http://www.nsr.go.jp/activity/bousai/data/130605_saitaishishin.pdf