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「山はみんなの宝」憲章 環境用語

作成日 | 2013.08.22  更新日 | 2019.07.07

「山はみんなの宝」憲章

ヤマハミンナノタカラケンショウ  

解説

山岳関係者ばかりでなく広く国民一般に、山域の環境保全の重要性を理解してもらうとともに登山者等が山域を利用する際の行動指針を共有することを目的として、多くの団体、個人の賛同を得て1013年6月27日に制定された憲章。

2010年、環境省内部の事業仕分けにより山小屋のトイレ補助金が廃止されそうになった際、補助金存続のアピールを行なうために集まった山岳関係者等の間で、補助金の存続ばかりでなく、広く山域の環境保全の必要性を国民一般に訴え、登山者等の行動指針を策定する必要性が議論されたのが憲章制定のきっかけとなった。

憲章では、前文で山の環境保全の重要を述べ、登山者等の行動指針として、(1)山の自然と文化を次世代に引き継ぐ責務、(2)山の環境を保全するための取り組みや費用について応分の負担をする利用者負担、(3)山では自らの責任において行動する自己責任、(4)山での自然体験を共有する環境教育の必要性、(5)地域の山ごとにルールとマナーを定める入山者の行動指針の支援、が定められている。

憲章の制定、広報の事務局はNPO法人「山のECHO」。

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