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絶滅のおそれのある野生動植物種の野生復帰に関する基本的な考え方 環境用語

作成日 | 2012.05.16  更新日 | 2012.05.16

絶滅のおそれのある野生動植物種の野生復帰に関する基本的な考え方

ゼツメツノオソレノアルヤセイドウショクブツシュノヤセイフッキニカンスルキホンテキナカンガエカタ   【英】The Basic Theories for Return to the Wild of Endangered Species of Wild Fauna and Flora  

解説

平成21年に策定された「絶滅のおそれのある野生動植物種の生息域外保全に関する基本方針」を踏まえて平成23年に作成されたもの。

基本方針に沿って進められていた事業において、生息地外保全を行った個体の野生復帰に際し、野生復帰個体の遺伝的地域特性への配慮の欠如や、自然の生息地以外への個体導入事例が見られた。また、これらの不適切な取組により同種個体群や対象地域の生態系等へ与える悪影響も懸念された。この背景として方針では野生復帰を実施する際に必要とされる検討事項や実施条件等が具体的に示されておらず、そのことにより共通認識が欠如し実施上の障害となったと考えられた。

このため、基本的な考え方では、適切な野生復帰を推進することが目的とされ、野生復帰の位置づけや実施する際に必要とされる検討事項とその進め方について、全分類群に共通する横断的な考え方が具体的に記述されている。

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