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気候変動枠組条約第16回締約国会議 環境用語

作成日 | 2011.07.01  更新日 | 2021.10.06

気候変動枠組条約第16回締約国会議

キコウヘンドウワクグミジョウヤクダイ16カイテイヤクコクカイギ   【英】The 16th Conference of the Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change  [略]COP16  [同義]COP16  国連気候変動枠組条約第16回締約国会議 

解説

気候変動に関する国際連合枠組条約気候変動枠組条約)」の第16回締約国会議。2010年11月29日から12月10日、メキシコのカンクンにて開催された。「留保する」という決定にとどまったコペンハーゲン合意の「合意」を目指していたが、準備不足に加え、会議が難航したため、最終的には産業化以前よりの気温上昇を2度以内にすることを共通の目標とし、途上国支援の枠組み作り等の一連の合意(これをカンクン合意という)が得られたものの、京都議定書以降の新たな国際枠組みについてはCOP17に持ち越された。

具体的には会議において、途上国から先進国に対して2013年以降の京都議定書の延長(第2約束期間の設定)に関する強い要求があった。日本は主要排出国である米中印も義務を負わなければ公平性が保てないとして新議定書の作成を主張したが、第1約束期間後に空白ができることを恐れたEUが、新議定書に加え、第2約束期間の設定を検討するという2本立ての案を打ち出した。多くの国が2本立て案を支持したため、日本は孤立し、化石賞を受賞。主要議題を持ち越すかたちで閉幕となった。

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