一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

鳩山イニシアチブ 環境用語

作成日 | 2010.06.10  更新日 | 2015.01.22

鳩山イニシアチブ

ハトヤマイニシアチブ   【英】Hatoyama initiative  

解説

鳩山由紀夫首相(当時)が2009年9月の気候変動首脳会議での演説で述べた、各国が結束して気候変動に対処していくための途上国支援の在り方に関する提案。

内容は、1. 先進国が、相当の、新規で、追加的な官民による資金援助で途上国の発展に貢献すること。2. 先進国の資金援助によって実現される途上国の排出削減が、測定・報告・検証可能となるためのルールを作ること。3. 途上国への資金援助が透明性・実効性を持つために、国連の気候変動条約の監督の下で、2カ国や多国間の支援に関する分かりやすい情報提供とマッチングを行う国際システムを設けること。4. 低炭素技術の移転を推進するが、その枠組みは知的財産権が確実に保護されることを前提とすること。以上の4項目からなる。

これにもとづき、2010年から3年間の間で1兆7500億円を途上国支援のために用意すると表明した。

その後、政権交代がつづき、自公政権になって以降、この言葉自体が聞かれなくなった。(2014年4月改訂)

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト