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フィフティフィフティ 環境用語

作成日 | 2009.07.10  更新日 | 2009.10.14

フィフティフィフティ

フィフティフィフティ   【英】fifty-fifty  

解説

ドイツで発祥した、学校などで行われる省エネプログラム。学校が節約した光熱費などの半分をその学校が自由に活用できるとする制度。

例えば、ある学校が児童・生徒や教職員が共に省エネ活動を行い、年間で100万円分の光熱費を節約したとしたら、予算上その半額である50万円を学校が自由に使ってもよい、とすることで省エネのインセンティブを与える。ドイツでは、学校での実践によって自治体の経費が削減し、地球温暖化防止に役立ち、省エネを児童とともに行うことで環境教育にもなるという点で一石三鳥と言われている。また還元されたお金を太陽電池パネルの設置や屋上緑化等、さらなる省エネのために投資する学校もある。ドイツでは、全国の学校がフィフティ・フィフティ・プログラムに参加すれば、約100万トンものCO2が削減できると試算している。

なお、日本でも環境省の地域協同実施排出抑制対策推進モデル事業としてNPO法人FoE Japanが取り組み、杉並区でのモデル事業の実施とマニュアル作成を行っている。

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