一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2008.04.30 更新日 | 2009.10.15
シドニー宣言
シドニーセンゲン
解説
2007年9月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議において採択された、エネルギー効率の改善や森林面積の拡大の数値目標を盛り込んだ特別声明を指す。
APEC加盟国全体では世界の温室効果ガスの約6割を排出しているが、APECとしては2013年以降、京都議定書に代わる新たな枠組みを積極的につくっていく意向を明らかにし、(1)域内のエネルギー効率を30年までに05年比で25%改善させること(2)森林面積を2000万ヘクタール増やすことを約束した。ただし、活動が貿易の妨げにならないことを条件とし、原子力など石油・石炭に代わるエネルギー利用の重要性も指摘している。