国連保護地域リスト

国連が作製する世界の自然保護地域のリスト。1962年に米国イエローストーン国立公園で開催された第1回世界国立公園会議において、1959年の国連経済社会理事会の決議書をもとにした「世界の国立公園リスト（“United Nations List of National Parks and Equivalent Reserves"）」として公表されたのが最初で、2018年の最新版まで14版が公表されている。

当初はIUCNが原案を作製し、国連経済社会理事会に報告されて承認されていたが、現在は国連環境計画（UNEP）の下部機関である世界モニタリングセンター（WCMC）が国際自然保護連合（IUCN）保護地域委員会（WCPA）の協力を得て作製している。リストには、国立公園のほか、世界遺産（自然遺産）、ラムサール条約湿地、生物圏保存地域なども含まれている。

2018年版リストによると、全世界で244か国及び地域で238,563区域、46,414,431km²の保護地域が指定されている。