一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

ライト・レール・トランジット 環境用語

作成日 | 2008.04.30  更新日 | 2019.07.06

ライト・レール・トランジット

ライトレールトランジット   【英】Light Rail Transit  [略]LRT  

解説

欧米を中心とする各都市において都市内の道路交通渋滞緩和と環境問題の解消を図るために導入が進められている新しい軌道系交通システム。定義は世界的に各々異なっており、統一されたものはない。

LRTは、従来の路面電車のように併用軌道を自動車と競争して走行するというレベルを脱却し、道路の幅員、交通量と沿道土地利用に応じて、路面のみならず地下、高架も走行でき、柔軟性に富んだ走行性と利便性を併せ持っている。また、建設・導入コストが他の交通システムと比較して安いことが特徴といえる。近年では、ユニバーサルデザインの思想のもと、多くの車両がLRV(エルアールブイ/Light Rail Vehicle/超低床車両)となるなど、路面からすぐに乗れる公共交通としてすべての人に抵抗なく利用されている。

日本では、岡山電気軌道株式会社(岡山市)や長崎電気軌道株式会社(長崎市)などで、既存の路面電車の軌道を利用し、LRVを導入している。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト