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有償資金協力 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

有償資金協力

ユウショウシキンキョウリョク   【英】Loan Assistance  

解説

ODA(政府開発援助)のなかで、供与や技術協力などの無償資金協力と対比して用いられる用語。政府借款貸し付けとも言われる。有償というのは返済務があるという意味で、つまり返さなければならないものである。

この援助では普通に商売でお金を借りる時よりもやさしい条件(グラント・エレメント25%以上)で貸し出されている。例えば返す期間が長かったり、利子をあまり取られなかったりする。

主に、道路・発電所などの経済インフラ(インフラストラクチャー:基本的施設)を整備する時に利用される。有償資金協力の日本独自の言い方で円借款というのがあるが、これは日本で貸付が行われる場合、「円」で行われることが普通だからである。

日本で有償資金協力を行っている機関はJBIC国際協力銀行)である。有償資金協力の際によく日本企業や日本製品のひも付きであるという批判があったが1998年ではアンタイド比率が93.6%と国際的に見てもきわめて高い水準になっている。

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