一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.10 更新日 | 2009.10.14
干潟
ヒガタ 【英】Tide Land
解説
干潮時に沿岸域に現われる、砂や泥がたまった場所。内湾や入江など、外海の波の影響が少なく、河川が流れ込み砂や泥を運んでくる場所にできる。
陸から流れ込む有機物を二枚貝(アサリなど)や底生生物(ゴカイなど)などが分解するため、水質浄化機能が高い。底生生物を餌とする魚類や水鳥などが数多く集まるため、藻場と同じように、多様な生き物が生育したり、餌を食べる場となっている。
干潟は埋立・干拓がしやすいため、近年は工業用地や農用地の造成などに利用され、多くが消失した。残された干潟を保護するための住民運動などが各地で起きている。代表例に、長崎県諫早湾、愛知県藤前干潟、千葉県三番瀬、沖縄県泡瀬干潟などがある。
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関連Webサイト
- 干潟・藻場・サンゴ礁調査(J-IBIS):http://www.biodic.go.jp/kiso/34/34_higat.html
- 日本の重要湿地500(インターネット自然研究所):http://www.sizenken.biodic.go.jp/wetland/
- 全国干潟調査:http://www.higata-r.jp/
- 全国藻場調査:http://www.moba-r.jp/