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エゾシカ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

エゾシカ

エゾシカ   【英】Sika Deer  

解説

北海道に生息するニホンジカの一亜種。

エゾシカは、明治期の開発や乱獲と大雪によって一時は絶滅寸前まで生息数が減少した。だが、エゾオオカミが絶滅したこと、その後の保護政策や森林伐採に伴うササ面積の増加、森林の草地転換、近年の暖冬などによって個体数が回復。現在は多雪地である道西部と道南部、市街地を除く北海道のほぼ全域に分布する。

エゾシカの増加による農林業被害は深刻な社会問題となり、1996年度の被害額は50億円にのぼり、5万5千頭が捕獲されている。北海道では、個体数を相対的な指数(個体数指標)として把握し、その増減の動向に応じて捕獲数を調整する「フィードバック管理手法」を採用してエゾシカの個体数を管理している。

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