一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.14
ハロン
ハロン 【英】Halon
解説
フロンのうち臭素を含むものは、ハロンともいう(フッ素、塩素、臭素などは「ハロゲン元素」と呼ばれる)。そのうちハロン1301、ハロン1211、ハロン2402はモントリオール議定書で附属書Aのグループ2に位置付けられ、1994年までに全廃とされた。
対流圏では安定で寿命が長いが、成層圏に達すると分解して臭素原子を放出する。成層圏の臭素は、塩素と比較すると、1原子当たり30-120倍のオゾン層破壊力があると考えられている。
ハロンは元来軍事用に開発され、戦時中に戦車などの消化剤に使われ、現在は小型消火器や自動消火器に用いられている。
この解説に含まれる環境用語
この環境用語のカテゴリー
関連Webサイト
- 国家ハロンマネジメント戦略:http://www.env.go.jp/earth/ozone/cfc/halon-ja.pdf
- オゾン層の状況や取組の概要(環境省地球環境局):http://www.env.go.jp/earth/ozone/ozone.html