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ハプロタイプ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

ハプロタイプ

ハプロタイプ   【英】Haplotype  

解説

複数の対立遺伝子で、それぞれについてどちらの親から受け継いだ遺伝子かで分けたときに、片親由来の遺伝子の並びをハプロタイプと呼ぶ。染色体は、両親由来のものが2本1組で構成され、それぞれの遺伝子座の遺伝子(対立遺伝子)の組み合わせにより発現する形質が決まる。この対立遺伝子の組み合わせを遺伝子型と呼び、実際に発現する形質を表現型と呼ぶ。例えば、血液型のA型は、AAもしくはAOの組み合わせ(遺伝子型)があり、A型の表現型を示す。

親から子への遺伝は、染色体を最小単位とするため、ハプロタイプを得ることで、遺伝にかかわるより完全なデータを得ることができる。例えば、ミトコンドリアDNAのハプロタイプ分析は、同一種内の地域集団分化に関する研究手法として用いられ、遺伝的多様性保全のための重要な情報となっている。

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