一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

発泡スチロール 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

発泡スチロール

ハッポースチロール   【英】Polystyrene Foam  

解説

広義の発泡スチロールには、狭義の発泡スチロール(EPS)とポリスチレンペーパー(PSP)及び断熱建材に使用される押し出しボード(XPS)の3つが含まれる。

狭義の発泡スチロール(expanded polystyrene)は、ポリスチレンビーズをブタンなどの発泡材と混合し、スチーム加熱して50倍に膨らませ、金型に入れて100℃くらいで加熱成形する。

5t/m2の加重に耐え、完全燃焼すると全て炭酸ガスと水になる。農水産品容器や電気製品・精密機器の緩衝包装材に主として用いられ、事業所から多く排出される。保温・保冷性に優れ、衝撃につよく、水や湿気を完全に遮断する。容積の98%を気泡が占め、軽量で成形しやすい。

使用済みEPSは、そのまま粉砕してモルタル混和材とし、建造物の軽量化・断熱化に役立てる。また、溶融して再生ペレットとした後、再び成形してEPSとするか、ビデオカセット、文具、玩具、合成木材などの原料とする。

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト