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バイオブリケット 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.15

バイオブリケット

バイオブリケット   【英】Bio Briquet  

解説

ブリケット(briquet)は、いわゆる豆炭と呼ばれる、石炭粉などを固めてつくる燃料のこと。バイオブリケットは、原料におがくずや稲わら、砕いたトウモロコシの芯などの植物性廃棄物バイオマス)を15-20%混ぜ、脱硫のための消石灰を加えて、高圧で成形した燃料のこと。1980年代に日本で開発された。

燃焼時に、石灰中のカルシウムと、石炭中の二酸化硫黄が反応して、硫酸カルシウム(石膏)になるため、硫黄酸化物の発生を抑えられる。

バイオブリケットは、約90%の脱硫効果があり、酸性雨対策として有効なだけでなく、廃棄物の有効処理、石炭使用量の削減などの効果も見込まれている。中小規模の発生源においては、燃料のブリケット化は安価に脱硫効果の得られる技術として普及が進む。特に、途上国ではコスト面や維持管理の面などにおける問題解決に資する技術として開発され、今後の普及促進が期待される。

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