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トリハロメタン 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

トリハロメタン

トリハロメタン   【英】Trihalomethane  

解説

トリハロメタンは、メタンを構成する4つの水素原子の内3つが塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン化合物に置換されたもの。

水道水質基準では、その中でクロロホルム(CHCl3)、ブロモジクロロメタン(CHBrCl2)、ジブロモクロロメタン(CHBr2Cl)、ブロモホルム(CHBr3)の4物質を対象としており、これらを総トリハロメタンと総称する。

浄水処理過程の塩素殺菌処理において原水中の有機物、特にフミン質等の有機物質(トリハロメタン前駆物質)が分解・塩素化して生成する。

トリハロメタンは、中枢機能低下、肝機能や腎機能への影響のほか、発ガン性や催奇形性についても指摘されており、妊娠初期の女性が高濃度(0.075 mg/L以上)の水道水を大量に飲むと流産の率が高くなるとの報告もある。厚生省より1981年総トリハロメタン濃度として年間平均値0.10mg/l以下の実施が指示された。

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