一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.15
東京大気汚染訴訟
トウキョウタイキオセンソショウ 【英】Tokyo Action on the Air Pollution
解説
1996年5月の第1次提訴にはじまり、2000年11月の第4次提訴までの原告計505名が、国道、都道、首都高速道の管理者である国・都・公団及び自動車メーカー7社を被告として、損害賠償請求、汚染物質の差し止めなどを求めた訴訟である。
この原告には184人の未認定患者(公害健康被害の補償等に関する法律による認定を受けていない人)が含まれていた。
平成14年10月の判決では、道路端から約50mまでに居住するなどにより気管支ぜんそくを発症、悪化した7名について被告の国・都・公団に損害賠償責任を認めた。この内の1名については未認定の原告であった。自動車メーカーの責任、差止めについては認めなかった。
被告の東京都に関係する部分については、東京都と一部の被告の間で判決が確定した。しかし、国、原告が控訴したことにより、高裁に持込まれている。
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関連Webサイト
- 東京大気汚染公害訴訟の判決への対応について(東京都):http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2002/10/60CAU100.HTM
- 東京大気汚染公害訴訟(市民のための環境学ガイド):http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/DieselTokyo102902.htm