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窒素 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2015.01.22

窒素

チッソ   【英】Nitrogen  [略]N2  

解説

原子番号7、原子量14.01の元素。窒素分子(N2)は大気成分の約80%を占める。窒素分子は常温常圧下では不活性であるが、高温の燃焼過程でその一部が窒素酸化物(NOx)に酸化されて、大気汚染の主要な原因物質の一つとなる。

一方、水質の分野では窒素とは無機態窒素または有機態窒素のことで、無機態窒素はアンモニウム性窒素、亜硝酸性窒素硝酸性窒素で、また有機態窒素は主にタンパク質に起因する。水道水の水質基準ではヒトの健康上の観点から亜硝酸性窒素(0.04mg/l)、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素(10mg/l)が設定されている。また、窒素は水域の富栄養化の原因の一つであることから、富栄養化のおそれのある湖沼、海域について環境基準(全窒素)、排水基準(窒素含有量)も設定されている。(2014年9月改訂)

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