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タニシ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

タニシ

タニシ   【英】Pond Snail  

解説

新紐舌目タニシ科に属する淡水巻貝の一般名称。日本では3属4種(ナガタニシ、マルタニシ、オオタニシ、ヒメタニシ)が知られている。日本の淡水巻貝では大型で、殻は殻高35-70mmに達する。殻は丸みがある円錐形で黒っぽい殻皮でおおわれる。蓋は丸みがある曲玉形。雌雄異体で卵胎生。雄の右触角は交接器になる。

水田や用水路、湖沼などに生息する。雑食性で底泥や植物体、用水路の壁などに付着している微小藻類やデトリタス(有機懸濁物)などを食べる。農薬等による水質汚濁や用水路の改修などで生息数が減少している。マルタニシとナガタニシは環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧(NT)。マルタニシはアメリカに移入され土着している。

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