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総合的な学習の時間 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

総合的な学習の時間

ソウゴウテキナガクシュウノジカン  

解説

自ら学び・考え・主体的に判断して問題解決を図る力を身につけることを目標に、探求活動を主体とした教育活動を行うものとして、小・中・高校の教育課程に創設された時間。1998年度改訂の新・学習指導要領で提唱された「生きる力」をはぐくむための柱となる。各学校の実態に応じて、児童・生徒の興味・関心に基づいた学習など創意工夫を生かして、これまでの教科の枠を超えた横断的・総合的な教育活動を行なうことができるとしている。

学習活動を通じて、主体的に課題を発見し、よりよく問題を解決していく能力を育て、学び方やものの考え方を身につけ、自己の生き方を考えることができるようにすることなどが、ねらいとしてあげられている。これらのねらいを踏まえて、国際理解、情報、環境、福祉・健康などの教科横断的な課題例が示されている。課題例に「環境」があがっていることで、学校教育における環境についての教育・学習が進むと期待されるとともに、環境問題の解決に欠かせないと指摘される各自の主体的思考や判断形成などが、同教科のめざす「生きる力」の育成と共通するとの観点からも注目を集める。

小・中学校では2002年度より、高等学校においては2003年度より学年進行で本格的に実施されているが、実施後わずかながら、学力低下論や国際学力調査の結果などとも結び付けられ、見直し論争がおこっている。

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