一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2024.07.03
騒音計
ソウオンケイ 【英】Sound Level Meter
解説
騒音の単位のひとつである「騒音レベル」を測定する計器で、単位はデシベル(dB)。
純粋に計測された音圧レベルに対し、周波数ごとに重みづけがされたものを、特性と言い、騒音においては、A特性、C特性、Z特性がある。
(A特性)
人間の耳の感度は1000Hz前後の周波数でもっとも高くなり、周波数の低いところや、1000Hzよりも更に高い周波数では感度が悪くなるという特徴があり、同じ音圧でも周波数が変われば感じ方が異ることから、人間が聴覚可能な範囲の周波数に重みづけをしたもの。
一般に騒音レベルを計測するときには、このA特性を使用する。
(C特性)
ほぼ平坦な重みづけを行ったもので、本来は低周波数・高周波数を含める大きな音の聴覚の近似として作られた特性。
(Z特性)
周波数による重みづけを行っていない、特性による補正がなされない純粋な音圧レベルの測定値。
人間の聴覚可能範囲などを考慮していないため、一般的な騒音レベルを測定するよりも、物理的な音の大きさを測定することに適している。
(2024年3月改定)
この解説に含まれる環境用語
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関連Webサイト
- 騒音に係る環境基準について(環境省):https://www.env.go.jp/kijun/oto1-1.html
- A特性とは?C特性・Z特性との違いや騒音の計測方法を解説(株式会社ソーキ):https://sooki.co.jp/irental/howtorental/column/a_characteristics/
- 騒音と騒音計(リオン株式会社):https://svmeas.rion.co.jp/support/st_sound.aspx
- A特性とは?C特性やZ特性など音圧レベル各特性の違いと使い分けについて(株式会社レックス):https://www.rex-rental.jp/feature/1073/note/acz-weighting