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世代間倫理 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2020.11.13

世代間倫理

セダイカンリンリ   【英】Inter-Generation Ethics  

解説

現代世代が、未来世代の生存可能性に対して責任を持つべきであるとする倫理。

環境を破壊し、資源を枯渇させる行為は、現代世代が加害者になって未来世代が被害者になるという構造を持っている。従って、世代間倫理が存在しないならば、環境問題は解決されない。

加藤尚武(現・鳥取環境大学学長、1937-)によると、現在の意志決定システムである民主主義は、「現在の同意」という共時的な意志決定システムであり、異なる世代間にまたがるエゴイズムをチェックする機能を持っていないとしている。一方で、封建主義は未来に対して責任を負う「通時的な」意志決定システムであったと指摘している。

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