生物多様性プロジェクト

生物多様性保全・利用のための施策・活動のうち、特に国際援助のためのものをさすことが多い。プロジェクトとしては主に、調査研究、情報整備、環境教育、保護地域等の保全施策、生物資源の開発・利用、修復・整備、地域生活の向上を目的としたものが多い。世界各地で、世界銀行および地球環境ファシリティ（GEF）などの国際機関、あるいは先進各国の援助機関、NGOなどにより実施されている。GEFを含む世界銀行によるプロジェクトは、85カ国（地域）で226プロジェクトが実施されている（1999年現在）。日本では、1995年から国際協力機構（JICA）によりインドネシアで実施されている「生物多様性保全プロジェクト」が最初で、その後マレーシアなどでも実施されている。