生物多様性フォーラム

生物多様性について研究者や行政機関、非政府機関（NGO）などの関係者が集まって討議する会議の総称。世界各地で類似フォーラムが多く開催されてきた。この中で、特に1986年9月21日から24日に全米科学アカデミーとスミソニアン協会の後援でワシントン（米国）において開催された生物多様性フォーラム（National Forum on BioDiversity） は、これまでの「生物学的多様性」（Biological Diversity）に替わり、「生物多様性」（Biodiversity）という語を使用し始め、生物多様性が学問分野としても確立したことで有名。その報告書でもある「生物多様性」（BioDiversity）（E・0・ウィルソン編、1988年National Academy Press刊）はベストセラーにもなった。（2015年12月改訂）