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ストック汚染 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2015.01.22

ストック汚染

ストックオセン   【英】Stock Pollution  [同義]蓄積性汚染 

解説

環境に有害な物質による汚染が蓄積されるということ。

大気や公共用水域といった環境媒体への汚染物の排出では、拡散による希釈効果が期待され、汚染は一時的な現象(「フロー汚染」)と捉えることができるが、これに対する概念として「ストック汚染」という言葉が使われる。

大気や公共用水域への汚染物の排出は、それらを規制することで一定の改善が期待できるのに対し、土壌や地下水、底質のような環境媒体では、いったん汚染されると拡散による希釈効果はあまり期待できない。ある時点で土壌などへの汚染物の排出を止めても、そのままでは長期にわたり汚染状態が改善されない、いわゆるストック(蓄積)汚染となり、放置すれば人の健康に影響が及ぶことも懸念される。

このようなストック汚染によるリスクの低減を図るため、「土壌汚染対策法」の制定や地下水汚染対策のための「水質汚濁防止法」改正などがなされた。(2014年9月改定)

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