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森林資源評価 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.16

森林資源評価

シンリンシゲンヒョウカ   【英】Forest Resources Assessment  [略]FRA  

解説

世界の森林資源の現況を共通の評価項目で比較しようとするもの。国ごとあるいは地域ごとに実施される。各国の森林資源は、調査手法の不統一などのためバラツキがあり、世界的な統計は期待できない状況が長らく続いていた。一方で、熱帯林の減少が世界的な問題となり、統一的な定義を元に森林資源を把握する必要が出てきたことが背景にある。

1978年からの国連食糧農業機関FAO)と国連環境計画(UNEP)は熱帯林森林資源評価プロジェクト(Tropical Forest Resources Assessment Project)により基準づくりを進め、森林を樹冠(5メートル以上の樹高のある高木からなる樹冠)の投影面積が10%以上を占める土地と定義し、共通の定義による資源評価を行うこととした。

なおFAOは、1990年、1995年、2000年に世界的な調査を実施し、その結果を「世界森林資源評価」としてとりまとめている。

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