一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.16
集合処理・個別処理
シュウゴウショリ・コベツショリ 【英】Centralized Treatment
解説
汚水処理方式は、下水道のように複数戸からの汚水を管渠で集約的に処理する「集合処理」と、個々の発生源ごとに(敷地内で)処理した処理水を放流する「個別処理」に大別することができる。前者は下水道や農業集落排水施設による処理が該当し、後者については合併処理浄化槽が該当する。
集合処理・個別処理にはそれぞれ特性があり、果たす役割も異なるため、優劣はつけがたい。地域の実情に応じて適切な方式を選択していくことが求められる。
環境省では、平成14年3月に合併処理浄化槽、下水道、農業集落排水施設の3事業について、建設費用、維持管理費用、施設の使用実績等を鑑み、集合処理と個別処理のエリア分けによる、生活排水処理施設の整備について、経済的効率性の観点からのマニュアルを示している(「生活排水処理施設整備計画策定マニュアル」)。
ここでは、世帯当たりの管渠距離で計算する「家屋間限界距離」という指標を提案し、これによって個別処理と集合処理のエリア分けを検討することを提示している。
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関連Webサイト
- 生活排水処理施設整備計画策定マニュアルの概要(環境省):http://www.env.go.jp/recycle/jokaso/manual/gaiyo.html