一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.10 更新日 | 2009.10.15
士幌高原道路
シホロコウゲンドウロ 【英】Shihoro-Kougen Driveway
解説
通称・士幌高原道路(道々士幌然別湖線)は、帯広平野側から大雪山国立公園然別湖に至る車道として1969年に工事着手された。ナキウサギの生息地などを通過するため自然生態系への影響が大きいとして、地元を中心とした自然保護団体による建設反対運動が起こり、国立公園の特別地域を通過する部分を残して、工事が長期間にわたり中断した。北海道庁は工事の再開を検討していたが、1999年公共事業の再評価を行う「時のアセスメント」の考え方を導入し、未開通区間を残して工事を取り止めることを決定した。