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自然の浄化能力 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

自然の浄化能力

シゼンノジョウカノウリョク   【英】Self-Purification  

解説

自浄化作用とも呼ばれる大気や河川湖沼、土壌などの汚染が自然の力で浄化される働きで、自然はそれぞれ固有の浄化能力を有している。主に、希釈、吸着、沈殿、分解などの物理的、化学的、生物的の作用による。

日本では、「三尺流れれば水清し」と昔から言われているとおり、水の流下に伴い汚濁物質濃度が減少し、溶存酸素(DO)が回復する河川の浄化能力が知られている。その他、湖沼のアシなどによる汚染の吸着除去、干潟の生物による水質浄化能力、樹木等による大気汚染の浄化能力、酸性雨に対する湖沼や土壌の緩衝、中和、回復能力なども知られている。

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