一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.14
資源ごみ
シゲンゴミ 【英】recyclable waste
解説
様々な社会経済的理由で回収ルートに乗らないために、ごみとして排出された資源化の可能な物を指す。伝統的な廃品回収品目である古紙、ぼろ、びん、鉄・非鉄やペットボトルは、分別されれば、ごみではなく有価物であるという考え方から、「専ら物(もっぱらぶつ)」と呼ぶ自治体が多いが、回収しても需要が伴わなければ商品化できず、ごみとなるしかない。
市町村による資源ごみの本格的な回収の始めは1975年であったが、資源ごみ回収の徹底のために分別品目数は次第に増加している。
ごみとして捨てられている再生可能な資源は少なくないが、とくにびん・缶は、民間の資源化事業が停滞したために1990年ごろから多くの市町村が再生業者に委託し、資源ごみとして回収してきた。なお、事業系ごみの有料収集への転換とともに、商店から発生する主要な資源ごみである段ボールは、町会の集団回収用に提供されて報償金の対象となったりする例が多くなったと言われている。
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関連Webサイト
- 日本の廃棄物処理の歴史と現状:https://www.env.go.jp/recycle/circul/venous_industry/ja/history.pdf
- 「資源ごみ」の回収・利用の推進について(衛環128号、平成2年06月02日公布):https://www.env.go.jp/hourei/11/000192.html
- ごみの減量・再資源化の推進について(衛環192号、平成1年12月19日公布):https://www.env.go.jp/hourei/11/000140.html
- 「専ら再生利用の目的となる廃棄物の取扱いについて(通知)」に関する報道について(令和5年2月28日):https://www.env.go.jp/recycle/waste/notice_20230203.html