一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2014.02.25
アワスメント
アワスメント
解説
形式上は環境アセスメントを実施するものの、その結果「環境に及ぼす影響は軽微である」と、事業計画を追認するにすぎないような環境アセスメント制度を「役に立たないもの」として憤慨、または揶揄するとき等につかう俗語、隠語。計画に評価を「合わす」とアセスメントの語呂合わせによる造語。
日本では、事業計画立案時に環境部局と非公式に協議がされ、必要があればその時点で縮小や計画変更を行う等しており、調整を経てはじめてアセスメント手続きに入ることが一般的であることもあって、アワスメント的な環境アセスメントになるとの指摘もされるが、透明性を保って関係者の協議によるより望ましい合意の形成するという環境アセスメントの趣旨に沿った運用を行うことが重要である。
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関連Webサイト
- H教授の環境行政時評(第2講)「Hキョージュ、循環型社会形成推進基本計画案を論じ、環境アセスメントの意味を問う」:http://www.eic.or.jp/library/prof_h/h030306_2.html
- H教授の環境行政時評(第32講)「ミニミニアセスへの挑戦」:http://www.eic.or.jp/library/prof_h/h050901_3.html