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公害防止管理者 環境用語

作成日 | 2003.12.12  更新日 | 2024.09.27

公害防止管理者

コウガイボウシカンリシャ   【英】Pollution Control Manager  

解説

特定工場における公害防止組織の整備に関する法律(昭和46年法律第107号、以下、「公害防止管理者法」と略す。)に規定された国家資格であり、工場における公害防止体制を整備するため、公害防止管理者法に基づき選任される者。

公害防止管理者法に基づき、昭和47年9月から特定工場において公害防止に関する業務を統括する公害防止統括者、公害防止に関して必要な専門知識及び技能を有する公害防止管理者の選任が義務付けられ、約2万の特定工場において公害防止組織の整備が図られている。

公害防止管理者等の資格取得のための国家試験が、同法に基づいて昭和46年度以降毎年実施されている。国家試験のほかに、一定の技術資格を有する者又は公害防止に関する実務経験と一定の学歴を有する者が公害防止管理者等の資格を取得するための制度として、資格認定講習を修了する方法がある。

また、ばい煙発生施設及び汚水等排出施設が設置されている特定工場で、排出ガス量が1時間当たり4万m3以上、かつ排出水量が1日当たり平均1万m3以上の特定工場においては公害防止主任管理者を選任しなければならない。なお、公害防止主任管理者になるには、公害防止主任管理者資格か大気関係(第1種または第3種)かつ水質関係(第1種または第3種)のいずれかの資格が必要である。(2023年4月改定)

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