一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.15
国別排出上限指令【EU】
クニベツハイシュツジョウゲンシレイ 【英】Directive 2001/81/EC of the European Parliament and of the Council of 23 October 2001 on national em
解説
2001年に採択されたEUの指令。酸性雨をもたらす酸性化、水質悪化をもたらす富栄養化、及び光化学スモッグをもたらす地表でのオゾンの生成を防止することを目的にしている。
これらの問題に寄与する汚染物質(二酸化硫黄、窒素酸化物、揮発性有機化合物、アンモニア)についての排出上限が設定され、かつ、最大排出枠が各加盟国別に定められている。これら4物質の排出上限は2010年までに遵守されることになっている。その削減手法については各加盟国にゆだねられている。加盟国別に上限が定められているのは、EU全体として削減コストを最小化するためであるとされている。