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キクザトサワヘビ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

キクザトサワヘビ

キクザトサワヘビ   【英】Kikuzato’s Stream Snake  

解説

日本で唯一の淡水生(淡水中に棲む)のヘビ。体長(全長)は約60cm。沖縄県久米島の中北部、南部丘陵地の自然林、発達した二次林やその周辺の渓流など限られた地域に生息する。本種が含まれるサワヘビ属は東南アジア地域では14種確認されているが、台湾、宮古諸島、八重山諸島では確認されておらず、本種の分布はほかの分布域から著しく離れている。発見個体数は極めて少なく、生活史、生態などは不明な点が多い。飼育下ではサワガニを採食したことが報告されている。

水質汚濁など生息環境の悪化や、移入種のウシガエルによる捕食などにより、個体数の減少が懸念される。1995年に種の保存法(1992)で国内希少野生動植物種に指定、久米島中北部の生息域は生息地等保護地区に指定されている。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧IA類(CR)とされている。沖縄県の天然記念物

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