一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.15
乾性沈着
カンセイチンチャク 【英】Dry Deposition
解説
ガス状または粒子状の大気汚染物質が、雨や雪などに取り込まれる形ではなく、大気中から直接、地表や建物、湖沼・河川などに沈着することをいう。年間に沈着する量は、湿性沈着(雨や雪などによる)とほぼ変わらないと試算されている。いわゆる酸性雨被害では、こうした乾性沈着の寄与も大きい。
大気中に放出された硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、アンモニア(NH3)などのガス状物質は、光化学反応等によってガス状の硝酸(HNO3)、硫酸(H2SO4)や粒子状の硝酸アンモニウム(NH4NO3)、硫酸アンモニウム((NH4)2SO4)、硝酸ナトリウム(NaNO3)などに変換され、大気中に浮遊している。
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- 第4次酸性雨対策調査の取りまとめについて(平成14年9月27日環境省報道発表):http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=3623