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グリーン・レメディエーション 環境用語

作成日 | 2023.09.01  更新日 | 2023.11.20

グリーン・レメディエーション

グリーンレメディエーション   【英】Green Remediation  

解説

土壌汚染対策において、人の健康や環境への影響を防止するとともに、汚染土壌の浄化プロジェクトに伴う環境負荷を最小化しようとする取り組みのことで、土壌汚染対策の環境パフォーマンスの改善を図ろうとするもの。2000年代初頭に米国で発展した。

その背景は、汚染浄化プロジェクトが環境の改善に成果をあげた一方で、その過程でエネルギー、水や他の環境ないし資材を消費し、汚染土壌の浄化プロジェクト自体が環境負荷をもたらしていると認識されるようになったことである。米国では、米国環境保護庁(USEPA)がグリーン・レメディエーションの考え方や原則を公表し、世界最大の国際標準化・規格設定機関ASTMインターナショナルがUSEPAとの協力の下に規格化を行い(ASTM-E2893 Standard Guide for Greener Cleanups)、2016年にその改訂版が出された(ASTM-E2893-16)。また、USEPAは、汚染浄化プロジェクトの関係者に役立つように、グリーン・レメディエーションの最適な取組みの事例集BMPs(Best Management Practices)を公表している。(2023年5月作成)

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