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気候市民会議 環境用語

作成日 | 2023.09.01  更新日 | 2023.11.20

気候市民会議

キコウシミンカイギ   【英】Climate Citizens' Assembly  

解説

気候市民会議は、市民参加の手法として無作為抽出により選ばれた市民が気候変動対策について話し合う会議である。無作為抽出とすることにより、参加者の性別や年齢などを可能な限り地域の人口分布の縮図となるようにし、多様な意見を政策に反映することを目指す。選ばれた市民は、専門家から科学知見を得て、対話と熟慮と投票を繰り返し、気候変動対策をまとめて提言する。この会議の特徴として、特定の業界や利害関係者の強い影響を受けにくく、多様な市民に共通する意見を反映した気候変動対策を提示することができると考えられる。

2019年から2020年にフランスと英国で100人超の市民を集めて実施され、その後欧州各国でも広がり、日本国内でも開催されている。日本では2020年に「気候市民会議さっぽろ」が行われ、札幌市民20人が全4回の会合で脱炭素社会の将来像等を議論した。続いて、「脱炭素かわさき市民会議」が2021年5月から10月に開催され、11月に提言を市に提出した。(2023年5月作成)

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