一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2019.06.25 更新日 | 2019.06.29
前倒環境調査
マエダオシカンキョウチョウサ
解説
環境アセスメントの一般的な工程としては、「配慮書」「方法書」の手続きを経て調査の対象や方法が確定した後に現況調査・予測・評価(「現況調査等」)を行い、「準備書」の手続きに入るが、「現況調査等」を先行もしくは同時並行で進めることにより、アセスの全体手続き期間を短縮しようとする取り組みのことを言う。特に風力発電所や地熱発電所の設置計画について事例研究や実証事業が進められている。
先行して行う現況調査等の結果を「配慮書」「方法書」手続きに的確に活用することによりアセス手続きの全体期間を大幅に短縮することが期待されている。一方で「方法書」手続きにおいて、調査項目や予測等の追加が必要とされるなどの軌道修正が行われて手続工程に遅延が生じる「手戻り」のリスクもある。(2019年3月作成)
この解説に含まれる環境用語
この環境用語のカテゴリー
関連Webサイト
- 環境アセスメント迅速化手法のガイド(NEDO):https://www.nedo.go.jp/library/environmental_overview_guidebook.html
- 最近の風力発電所に係る環境影響評価手続 の迅速化状況(環境省):https://www.env.go.jp/policy/assess/3-3statistic/pdf/report201804.pdf