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ドーナツ経済学 環境用語

作成日 | 2019.06.25  更新日 | 2019.07.08

ドーナツ経済学

ドーナツケイザイガク   【英】Doughnut Economics  

解説

英国のケイト・ラワースによって提唱された従来の経済学を超えた新たな方向性を示した独自の経済学の考え方。2017年に出版された同名の著書が出版され、2019年にその邦訳書が出版された。ラワースは、国連が提唱したSDGs(国連持続可能な発展目標)の諸指標も踏まえつつ、新たな経済学が目標とすべき社会経済の課題は、地球環境の制約を明確に示す「プラネタリー・バウンダリー」の輪の内側と、貧困問題や雇用問題など経済や社会において達成すべき目標を表す輪の外側に挟まれる二つの輪の間に社会経済を収めることこそが、本来の経済学の役割であるとし、「目標を変える」など、7つの新たな経済学が目指すべき方向を示している。

ラワースのドーナツ経済学は、持続可能性にかかわる多くの目標に対する地球環境上の制約を明確に示していることから、いわゆる「強い持続可能性」の考え方に立っている。(2019年3月作成)

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